一人ひとりの権利擁護の大切さを実感しています
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正職員

児童デイサービスセンターan(児童発達支援)

支援員西口 知宏

資格:公認心理師/臨床発達心理士/保育士

fovorite:合唱、テニス

biography:大学院の時、心理学を学んでいたなかで、福祉領域の実習先として杉の子会と関わった経験からそのまま杉の子会の他事業所でアルバイト、児童デイサービスセンターanに就職

児童であってもひとりの人間として
尊重する言葉遣いを心掛けて

働いて2年ということですが、どんな心境ですか?

anは大阪市から委託を受けた専門療育機関ということで契約期間が一年間と決まっているのですが、日常場面を想定してただ一緒に遊んで関わるといったことだけでなく、ご利用児の評価を行ってから支援をするという流れがあります。
その中で、なぜそのような支援を行ったのかを説明できないといけないため、考え方や伝え方などにおいて日々勉強になることが多いかなと思います。

例えばどういった内容ですか?

3歳から小学3年生の方が来られているのですが、年齢だけでなく人それぞれ理解の仕方があるので、伝え方もこの方には写真を使ってみたり、イラスト使ってみたりと、その方に応じた工夫をして個別療育をするようにしています。
例えば、何も言わずに物を取ってしまうとか、お子さんだから仕方ないというところもあるかもしれないですが、いずれ成長していく際に他者とのトラブルなどでその方が困らないように、この方にはこういう評価をして、こうして支援して、と個々に細かく支援計画を立てて、実践するようにしていますね。

子どもさんにもこの方、、とお話されてますね?杉の子会の特徴的なところ?

はい、法人に入ってからでカルチャーショックでしたね!
子どもさんだから大人と異なった関わりをするとかではなく、子どもさんでも一人の方と捉え、適切な言葉遣いや関わりをすることによって権利擁護につながるのかなと思います。
また、権利擁護として、コミュニケーションの大切さをいつも感じています。
伝えられたらいいな、というぐらいでなくちゃんと相互に伝え合うということが大事であると感じていて、そういったスキルを伸ばすことも権利擁護につながる所かなと思っています。

どういうところに仕事のやりがいを感じている?

評価後に利用者さんに適した支援を入れて結果がうまくいった時とか嬉しいですね。
評価がぼやけたまま支援を入れると、結果があまり出てこないということもよくわかってきました。

ハッと気づかされたエピソードなどは?

「なんで?なんで?」と細かい理由が気になる方がいて、支援する際にとりあえずやってみよう!と言って強引に進めたことがあるのですが、うまくいかず、ひとつずつその方の「なんで?」という疑問に対して質問がなくなるまでじっくり付き合って、納得していただけるとスムーズに取り組んでいただけたこともありました。

職場の雰囲気やサポート体制は?

上司や同僚も近しく関わってくれて話やすいですし、eラーニングを皆で視聴する研修を月1回行うなどしているため、職員同士で意見交換する機会があることもよいところかなと思います。
そういったこともあり、環境は整っていると思います。

ストレスとかモヤモヤすることは?

そうですね(笑)
支援が上手くいかないとたまにはモヤモヤすることもありますが、うまくいかなかったらすぐに他の職員と次はこうしていこうと話合えて、自分一人で抱えなくて済むので、気持ちが切り替えやすいかもしれないですね。

保護者の方に対する間接支援も
今後勉強していきたい

今後の目標は?

児童の方に対しての直接支援と、保護者の方に対する間接支援とがあるのですが、特に保護者の方に療育の意図や方法とかをわかっていただけるようにお伝えする間接支援は、言語化の苦手さもあって自分的にはまだまだ苦手ですね(苦笑)
引き出しがまだ2年目ということもあって少ないこともあるため、今後勉強していきたいと思っています。

どんな人が向いている?働いてみたい方に一言!

なにかあった時やうまくいってない時に原因を個人(ご利用児)のせいにしないで、こちらの支援のやり方を変えてみるなど、周囲や環境面に対して工夫していける方、相手の反応が変わった時に素直に喜んで変化を楽しめる方が向いているかもしれないですね。

定時でちゃんと帰れる日が多いことも疲れが残らずリフレッシュできることに繋がっていると思います。
また、療育は日々気づきが多く得られる現場だなと思っています!

だいたいの

一日スケジュール

schedule
出勤 /
朝礼、準備、前日の振り返り等
療育
振り返り等
お昼休憩
午後からの療育準備
療育
振り返り、次の療育準備、事務作業、教材づくり等
療育
片付け、記録等
退勤